内部統制報告書提出の取締役会の承認

実施基準において、取締役会が財務報告の信頼性を確保するための内部統制の整備及び運用を監督、監視、検証していないことが全社的な内部統制の不備の例示として記載されている。このため、内部統制報告書を提出するに際しては、取締役会の承認等を経ておくことが必要になるのか。


(答)
1.実施基準においては、財務報告に係る全社的な内部統制に関する評価項目の例として、「取締役会及び監査役会又は監査委員会は、財務報告とその内部統制に関し経営者を適切に監督・監視する責任を理解し、実行しているか。」を統制環境に記載している。

2.内部統制報告書は、経営者(代表者及び最高財務責任者)が当該会社の財務報告に係る内部統制の整備及び運用状況を評価した結果を記載して提出するものである。したがって、経営者が適切な内部統制報告書を提出するよう取締役会等が監督・監視することは全社的な内部統制としても重要であると考えられる。

3.ただし、取締役会等による当該監督・監視の方法等は会社により様々であり、内部統制報告書の提出に際しての取締役会の承認が必ずしも必要なものではないと考えられる。