近代的な品質マネジメント
顧客満足
- 顧客の期待を理解し、評価し、明確化し、マネジメントすることによって、要求を満たす。
- 要求事項への適合と、使用適合性の両方が必要。
- 要求事項への適合:要求されたものを確実に生み出すこと
- 使用適合性:真のニーズを満足すること
検査より予防
- 品質は、計画・設計・作りこみによって達成される。
- 検査しても、品質は向上しない
- 欠陥を予防するコスト < 検査で発見された欠陥を是正するコスト
継続的改善
- PDCAサイクルは品質改善の基本
- 品質改善活動には、TQMやシックスシグマなど。
- 品質改善活動は、成果物の品質を改善するだけでなく、プロジェクトマネジメントの品質も改善する
経営者の責任
- 経営者には、プロジェクト成功のために必要な経営資源を提供する席にがある。
- 品質コストとは、品質に関するすべての作業コスト
- 返品、クレーム対応という運用段階の品質コストを抑えるため、成果物の品質改善にコストをかける
近代的品質マネジメントの提唱者
クロスビー(Crosby)※作り手の視点
- 無欠陥(Zero Defect):欠陥の無いものを最初から正しく作るべき
- 検査より予防:予防コストは欠陥を是正するコストに比較するとはるかに少ない
ジュラン(Juran)※使い手の視点
- 使用適合性:使い手の真のニーズ(品質要求)を満たした製品を作るべき
- 品質と等級:等級が低くても受け入れられることがあるが、品質が悪いと通常は受け入れられない
デミング(Deming)※マネジメントの視点
- 品質コストの85%はマネジメントの問題
- 作業者は自分たちで品質をコントロールできない
- メンバーに対して受入可能な品質のレベルを示すことが重要。
関連ページ
|