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魔王ルシファー

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Lucifer 明けの明星を指すラテン語であり光をもたらす者という意味を持つ堕天使の名である
基本的に堕天使の長であるサタンの別名称であり魔王サタンの堕落前の呼称である、ヒエロニムスはヘブライ語の明けの明星を意味する言葉(イザヤ書14章)をラテン語のルシフェルに訳したのでルシファーというのはラテン教父の訳語、ウルガータ聖書の箇所では『黎明の子、明けの明星よ、あなたは天から落ちてしまった。諸々の国を倒した者よ、あなたは切られて地に倒れてしまった』(イザヤ書)バビロニアの専制君主を悪魔の象徴とし輝く者を意味するヘレルをラテン語訳した
イザヤ書14章12節『輝く者が天より堕ちた』というのは比喩表現でもともとアッシリア王かバビロニア王について述べたものだった、堕天使ないし悪魔とされたこの「輝く者」はヒエロニムスによるラテン語訳聖書によってルシフェルの語をもって翻訳された、以上の経緯を経てルシファーは悪魔の名となった
イタリアの詩人ダンテ・アリギエーリの代表作「新曲」は地獄篇・煉獄編・天国編からなる全14233行の韻文による長編叙事詩であり当時の作品としては珍しく、ラテン語ではなくトスカーナ方言で書かれていた
各編はそれぞれ34歌、33歌、33歌の計100歌からなる、全体にわたって三行を一連とする三韻句法の詩型が用いられている、各行は11音節からなり聖数「3」と完全数「10」を基調として全体を貫く事で幾何学的構成美を見せている、地獄篇は大穴が地球の中心にまでに達し9つの圏から構成される、熾天使ルシフェルが神に叛逆し地上に堕とされてできたのが地獄の大穴である
地獄の最下層の第九圏　裏切り者の地獄「コキュートス(嘆きの川)」にて裏切りを行なった者が永遠に氷漬けとなっている、四円(カイーナ、アンテノーラ、トロメーア、ジュデッカ)をさらに越えた地球の重力が全て向かうところには神に叛逆した堕天使のなれの果てである魔王ルシファー(サタン)が氷の中で永遠に幽閉されている、魔王は三つの顔を持ちイスカリオテのユダ、ブルートュス、カッシウスをそれぞれの口で噛み締めていた
ミルトンの失楽園ではサタンとして登場し天の三分の一を率いて神に挑むも敗れるが悪の帝国を築く
サタンとルシファーが同一視されているのは「ルカの福音書において「私はサタン(ヤハウェの配下である預言者の敵対者)が雷のように天から堕ちるのをみた」というイエスの言葉があるゆえ「神に逆らう堕天使」という共通があるからである、しかし七つの大罪では憤怒と傲慢を司る二手の堕天使として両者を区分する風潮もある
またルシファーをイエス・キリストとし、サタンはゾロアスター教のアンラ・マユとみなす陰謀説が有名
ルシファーの原義である金星は明け方に太陽よりも早く空を照らす「明けの明星」となる一方で夕方には「宵の明星」になるという二面性を持った天体である
そしてヤハウェの「私の姿を表すアダムに礼拝せよ」という命令に反感を抱き堕天した(傲慢の象徴)
ヤハウェとの密約や、神を殺し人間を救済する為である等の説が濃厚である

女神転生シリーズでは欠かせない悪魔勢のラスボス
DDS,DDS2,真・女神転生,真・女神転生Ⅱ,魔神転生など屈指の名作では魔王の威厳をもちあるいはサタンやヤハウェを倒す味方として立派な強さをみせる
FC女神転生:ラストダンジョン赤の塔8階でプレイヤーを待ち構える、HP8000,強20,知20,速20,攻20,防20、攻撃魔法ブリザドンを連発、通常攻撃が多い
FC女神転生Ⅱ:イベントで仲魔になる
HP4083,MP99,体34,知27,攻32,速27,運24,防21
ジオダイン、ザンダイン等電撃魔法を使う
D2女神転生:HP1140,力176,魔186,体163,速152,運132、ムド反射,ハマ弱点
魔王の威厳が復活し、異能ルシファーは威力180の単体魔法トリアスギノンを使え全体攻撃魔法明けの明星は威力150であり覚醒スキル大虐殺者の効果と思念融合解放により80%増加ダメージを持ち自ターン発動時には敵全体の攻撃防御命中回避を20%下げる
神の座を奪う傲慢の象徴ですがヤハウェを殺せただけカリスマ性がある最高峰の大魔王です

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